結婚指輪も婚約指輪も必要ないよ、ってはなし

TROAは、オープンからずっと結婚指輪と婚約指輪の販売を行っています。
これまで、指輪の販売を通じてたくさんの笑顔を見てきたし、指輪の販売が好きだし、今も変わらずこの仕事に社会的な意義を感じています。

でも、「指輪って必要なの？」
と聞かれたら、明確に「必要ないよ。」と断言できます。

指輪があってもなくても夫婦だし、ふたりとも要らないと思うなら、無理に買わなくてもいい。
今はもう、昔の「普通」に流される時代じゃない。

そもそも、日本で指輪が一般に普及したのは戦後の高度経済成長期以降で、その以前は着けないほうが当たり前だったんですから。

自分たちのスタンスを大切にすれば、それでいいんです。

だからTROAは、それでも指輪が欲しいと思ってる方に喜んでいただける店でありたいと思ってやってます。

せっかくならオシャレな指輪が欲しいとか、人とは違う特別感のある指輪がいいとか、指輪に対して前向きな考えを持つ人は、ぜひトロアにご来店くださいね。

情報サイトやジュエリーショップの記事には、アンケートやグラフを並べてもっともらしく「指輪は買って当たり前ですよ。」って書かれていますが、それって大体がポジショントークです。

ネットの記事を鵜呑みにしないで、ふたりとも要らないと思うなら、堂々と「買わない」という選択をしてよし。欲しかったら買おう。と。シンプルにそれだけの話。

ちなみに僕個人の意見は、結婚指輪はあったほうが良いよね派です笑

丁寧に作られた一対の指輪を揃って身に着けるなんて、とても儀式的で厳かだし、指輪に思いを込めることで強い結びつきを感じれるなんてめちゃめちゃステキだな、と思っています。

婚約指輪（エンゲージリングとも言う）に関してはそれこそ好みの問題で、10年前と比べても明らかに婚約指輪に対する価値感が変わっているし、実際に年々購入数も減ってます。もはや、買う人の方が少ないかもしれない。

ただね、これだけは言いたい。

接客してると、「彼女に婚約指輪欲しい？って聞いたら、要らない。って言われました。」って言う男の子がけっこう多いんですが、それは相手に聞くもんじゃないよ。と、思います。

どんな理由であれ、その解答を相手に委ねた時点で婚約指輪の価値はがくんと下がります。

彼女の事を心から思ってる。彼女に喜んでもらいたい。これからも一緒に歩んでいきたいって、その率直な気持ちを精一杯ぶつけるのが婚約指輪です。

欲しいって言われたから買う。じゃなくて、あげたいと思うから買う。

それが婚約指輪でしょ。と僕は思ってます。

金銭的な事情で買えないなら、「ごめんね、婚約指輪は買えないよ。」って素直に伝える方が間違いなくかっこいいです。

あげたいって思うなら、頑張って前に進んでください。

何もわからなくても大丈夫。その際は、全力でサポートします！

TROA 池田

TROAには、他店では見ることのできないめずらしい指輪が並んでいます。小さなショップなので展示数はそれほど多くないですが、私たちが本当に良いと思えるものを厳選して展開しています。ご来店いただいた際には、長く大事にご愛用いただける指輪を心を込めてご案内します。

ウェブサイトの「Bridal」に、当店のスタンスを書いているので、ぜひご一読を。

ゆっくりと楽しみながら、色々な指輪をご試着いただければうれしいです。